原油価格高騰と原油先物取引の魅力

委託証拠金と言う先物取引

 

原油価格が高騰したから先物取引でもやってみようと安易に考える方もいるでしょうが、取引の仕組みはとても複雑で予想が難しいので素人が簡単に手を出さない方が良い投資方法だと思います。
もちろん、投資ですので元本も保証されませんし、保証されないどころか損失がかなり大きくなる可能性もあるのです。何故損失が大きくなるのかと言うと、委託証拠金と言うシステムを利用するからだと思うのです。

 

そもそも委託証拠金とは、買いたい銘柄の何パーセントかの資金を自分達で用意し、そのお金を証拠金または保証金として金融機関に預けます。そしてそれを担保に何倍ものお金を投資する為に借りる事を指しています。例えば先物取引に使える手持ちの資金が50万円であったとします。その50万円を委託証拠金または保証金として預けると、その何倍もの金額、例えば10倍であったなら500万円分の買い付けが可能になるのです。

 

この証拠金を使って上手く取引が行えたなら利益を出す事が出来て、その投資額の何倍もの金額を設ける事が出来るので、この話だけ聞いていたらとても素敵なシステムの様に感じてしまうでしょう。

しかし、この証拠金が被害やトラブルを招く元となる事もあるのです。

例えば原油先物取引をしていて、急に原油価格が暴落したとします。そうなると証拠金以上の損失になってしまう可能性もあるのです。でも先物取引に関しての知識と経験を充分に持っていればリスクも最小限に抑える事が可能だと思いますので、リスクに関する知識もきちんと持っておく様にしましょう。